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木材会館
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土曜日に、新木場の木材会館を見学。

以前からずっと気になっていて見に行きたいとは思っていたが、
ついに機会到来。
しかも日建設計の設計者、勝矢さんの案内付き。

この建物のテーマは、国産の木材の需要減少に対し、
いかに法律をうまくすり抜けながら、
建築物に木を使うことができるかということで、
ここでで実践した木材の使用方法が、プロトタイプとして、
今後他の建物に展開されることを期待されている。
そのため、高価な木材ではなく、
最も流通量の多い、105角の檜材を中心に使用したそうだ。

使用箇所は、外装材、内装材、構造材の3種類。
この規模の建物となると、主構造を全て木とするのは法的に困難であるし、
木に触れることに意義があるとの考えより、構造はSRC造。
構造材としては、最上階のホールの梁に、
木材の軽くてたわみに強い特性を活かして使用している。

内装制限は、耐火検証法によりクリアすることにより、
内装での木の使用を可能とし、
外装は構造材ではないため、基本的には使用可。
テラス部分は、層間区画を不燃材の木材でとることでクリア。

プランニングでは、
「境界面のデザイン」として、公開空地に対して、
テラスを介してオフィス空間が対峙する関係性をつくっている。
ガラス張りのオフィスでブラインド閉めっぱなしという
本末転倒な状況よりも、
テラスに自由に出入りできて、休息の場になるし、
かつ干渉空間があることで、外に開きすぎない方がよほど自然。

写真のコンクリート打ちっぱなし面は、
型枠の杉材の角を少し丸く削り、出目地にすることで、
より杉の質感を際立たせたという。なるほど。

とはいっても、おそらく通常の1.6〜2倍近い坪単価ではあることは、
かなりの障害となりそうだが。

コンセプト、細部のデザイン、工法・・・
色んな意味で、さすが日建設計。
by yonedy7 | 2010-06-28 02:00 | 建築


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