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「建築の際」
たまたま、仕事が北千住で上がりだったので、
急いで家に一度戻り、自転車をこいで東大まで行ってきた。

「建築の際」 
東京大学大学院 情報環・学際情報学府主催 建築系連続トークイベント

第6回 生命の際
ゲスト: 伊東豊雄 × 福岡伸一 ×佐倉統
コーディネーター: 鈴木志麻、成玲姁、松岡康
建築家の伊東豊雄さん、生物学者の福岡伸一 さん、佐倉統さんの対談。
印象に残った言葉をいくつか。

伊東豊雄さん
・建築の美しさの基準は、思想、あるいはプロポーションなどで、
 ある抽象化の過程を経ているか、ということ。
 但し、抽象化の方法、抽象化の概念は今後変わらなければならないのではないか。
・環境問題に対しての言葉:建物全体を空調するのではなく、
 半分だけを空調し、半分は屋内と屋外の中間という解決方法があってもよい。
 省エネ機器や断熱など、テクノロジーによってのみ解決しようとしている。
 社会の側の思想が変わっていかなければ、と思う。

福岡伸一 さん
・「動的平衡」:絶え間なく変化しているにも関わらず、
 構造自体は変化していない状態。
 互いに他を既成し合う関係性。
・細胞は、作る方法は一種類のみだが、壊す方法は数百種類もある。
 自分の秩序を維持するために、壊し続けている。
・生命は、「ゆるゆるやわやわ」
・ミネラルウォーターは、1L=約300円、ガソリンは、1L=約120円。
 すでに水はガソリンより高いという事実を認識すべき。
・子供の頃、昆虫や生物が好きなウェットなタイプの少年と、
 鉄や胴が好きなタイプの少年がいる。
 建築家と生物学者の共通点は少ないが、きっとどちらもウェットなタイプだ。

福岡伸一さんは、時にユーモアも混ぜながら、
素人にも易しい言葉で生物学について語ってくださった。
とてもセンスのよい方という印象。
あくまで、生物学者という視点を軸に建築を見る、
という立ち位置は最後までぶれることなく、
伊東豊雄さんとの掛け合いも絶妙。
「動的平衡」という本はぜひ読まねば。
by yonedy7 | 2010-02-23 01:04 | 建築
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