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カテゴリ:建築( 38 )
ST. MARY'S CATHEDRAL
強いものが見たくなった。

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ST. MARY'S CATHEDRALへ。

巨匠の42年前の作品は、今も全く色褪せることなく、
強い存在感を放っていた。




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表皮は、金属と石。
同じ丹下の作品である平和祈念館や代々木体育館に比べ、
時代を感じさせない新鮮な印象。

時間による変化から滲み出した力強さではなく、
完成した時から、ずっと変わらないことに魅せられる。

2006.7.23
by yonedy7 | 2006-07-24 23:25 | 建築
NIKKO
先週の日曜日、日光東照宮へ行って参りました。

関東生活4年目にして、初めての日光東照宮。
北千住から東武鉄道へのり、いざ日光へ。

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写真や建築史の本では、何度か見たことがあったけれど、
実物を体験すると、もう圧巻でした。

国宝「陽明門」を越えると神様の世界。

陽明門・本殿・拝殿・唐門で構成される東照宮。
それらが意外にコンパクトに配置されている。

最も有名な陽明門は、独特なフォルム。
これでもかというくらい軒が張り出している。
上部が大きい場合、ボテッとしてバランスが悪くなりがちだが、
こいつはめちゃくちゃカッコいい。

圧倒的な存在感で、そりゃあもうダイナミックなんだけれど、
同時に、不思議と神聖さも感じられる。

黒と白を基調に施された様々な色彩の装飾は、
輪郭が強調された、それぞれ個性的なものでありながらも、
全体としては、スッキリとした印象を受ける。

サル・ゾウ・ばく・サイ・龍・孔雀など、江戸時代の職人達が想像力の限りを尽くした装飾。
よく見ると、時々、ゾウの目が顔の中心に付いていて大きかったり、
実際と違って笑えたりもする。

東照宮の世界に浸ってるうちにあっという間に2時間。
また、紅葉の季節にでも行きたいなあと考えつつ、東照宮を後にする。

建築を見るとき(特に寺院とか古い建築)
駅から数十分の道のりを歩いて、「ようやく着いたあ!」
って感じることは結構重要だなあ、と思う。
昔の人が江戸から3〜4日かけて参ったのには到底及ばないけれど、
それでも、その道のりの一部を体験しなければ感じ取れないことってあると思う。

日光東照宮については、日光駅からなだらかな坂道を20分ほど歩いていくと、
大谷川というきれいな水の流れる川にぶつかる。
そして、神橋を越え、東照宮や輪王寺、荒山神社のあるエリアへ。

門の中もよかったけれど、参道も凄くよかった。
(写真がないからうまく説明できないんだけれど)
20m以上もある杉林が両側あって、石垣があって、
ほんとに絶妙なスケールの道幅と長さをもつ参道を抜けて、
少しずつ気持ちが高まってきたところで、東照宮へと導かれる。
建築もすばらしいけれど、こういう、参道や山を上る階段など、
寺社周辺の「ランドスケープデザイン」を考えたひとも同じくらい偉大。



さて、東照宮を満喫した後、バスで20分くらい、山を登る。
そこに、「華厳の滝」という、97mの高さの岩肌から一気に流れ落ちる、有名な滝がある。

しかし・・・あたりは濃い霧。。。
 滝?
たしかにでっかい音だけは聞こえるんだけれど。。。
そんなものどこにやら。

これは、次回訪れるときのお楽しみということで!

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真っ白な景色は、どこか現実離れした、ふわふわとした世界。
これはこれで貴重な体験。

このあたりで、小腹が減ったので、
笑顔が気持ちいいおばちゃんがいたお店で、
「釜煮込みうどん」を食べ、帰宅。

都内から特急で2時間。各駅停車で3時間。
ぜひぜひ、おすすめの週末日帰りプランです。



さて、ご報告。
ようやく我が家にネット開通しました。
携帯の写メールから投稿の見苦しい写真からも
これで晴れて解放。
ワーイ☆
by yonedy7 | 2006-06-10 15:26 | 建築
本日2本目
コルビュジエ旅行記。続きを更新いたします。

次は、あの色とりどりのガラス窓と造形的な外観で有名なロンシャン教会。

パリ・リヨン駅から、TGV (特急)に乗って、ベルフォールト駅へ。
約2時間。窓から見えるのは、ひたっすら、田舎の風景。
でも、丘のようになだらかな山や突然現れる小さい村や小さな教会。何もかもが新鮮で目が離せない。

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ベルフォールト駅からは運良く、1日に数本しか出ていないというローカル列車にて、ロンシャン駅へ。
(この辺の行き方はcasa Brutusのお世話になりました)
駅からひたすら山道を歩くこと、20分。
一山超え、もう歩きたくない〜! というタイミングで、白くて、黒い屋根を載せたコンクリートの塊が現れる。



本では何度も見たことのある、有名な建築。

まずは外観をぐるり一周。
正面は有名だけれど、裏面はあまり見たことがない。


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愛嬌のある形の雨樋たち

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コンクリートという物質のもつ圧倒的な重量感とロンシャンの丘という場所に対する建築。
なんていうか言葉ではうまく言えないんだけれど、3次元曲面による、つつまれた感じの空間。
もうすばらしくって、ため息が尽きない。
スケッチをしたり、ぼうっとしたり、
コルビュジエ空間に浸っているとあっという間に3時間が経っていた。

内部
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さてさて、山の天気は変わりやすい。
着いた時は曇り。
突然の雨。
そして、気持ちのよい快晴。
一緒に行ったrikaは虹を見たらしい。(残念ながら私は見逃したー!)

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どんよりした曇りの時は、穏やかさの中に力強い存在感をもち、
雨の時は控えめでとてもやさしく、
晴れの時は、堂々として鮮やかで。


数時間のうちに様々な表情が見れ、大満足の1日でした。


最後に、今日kinoさんから聞いたコルビュジエ情報。
コルビュジエの作品で最も感動的なのは、コルビュジエのお墓らしい。
亡くなった奥さんのためにつくったお墓で、場所はニースの休暇小屋のそばらしいです。
う〜ん、かなり行ってみたい。

あっ、そういえば、その前日に泊まったラ・トゥーレットの修道院を飛ばしてしまった!
また、明日。
by yonedy7 | 2006-03-29 00:46 | 建築
つづきまして
ガンガン更新してます

ベネチアから夜行列車に乗ってニース経由マルセイユへ〜。
マルセイユといえば、目的はコルビュジエのユニテ。
泊まってまいりました。

実はこの建物の立地、かなりの郊外。日本もフランスも、ダメな郊外はさして違わない。
車社会と大型ショッピングセンター。

面白いのは、ユニテの外観、カラフルなバルコニーをもつ集合住宅が周辺に数棟建っていること。
もちろん、コルビュジエのユニテの力強さの足下にも及びませんが。
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内観。
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太陽の光がとっても気持ち良い共用廊下(?)














ピロティ。
ひとつの街区が馬鹿でかい郊外だからこそ、色々な人がピロティの下を抜けてゆきます。
おじいちゃんもベビーカーの親子づれも犬の散歩中の少年も。
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屋上
実は私、生まれて初めてのコルビュジエ建築。
コルビュジエの建築ってとっても楽しい。
5原則とか、もっと堅苦しいのかと思っていたけれど、
自然と歩き回りたくなることに驚く。
ユニテの屋上を何周もぐるりぐるり。
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ここから3日間、コルビュジエ漬けが始まります。
by yonedy7 | 2006-03-17 02:27 | 建築
中間発表などなど
はい!昨日、卒業設計の中間発表終わりました。
みなさんお疲れ様でした☆

毎回、発表は緊張で思うようにしゃべれないのだけれど、
今回はだいたいの原稿を書いていたおかげか、なかなかよい感じでしゃべれました。

で、問題の先生達の反応なんだけれど。。。

兄貴は、首をかしげること度々。「リアリティ」と「現行の敷地割りや容積率等の制度に対する姿勢」
のようなことを主に指摘される。あまり考えていなかっただけに、苦戦をしいられそう。
N沢さんは、おおまかに言うと、好反応なんだけれど、プログラムについて指摘を受ける。


今の段階では、自分でもどうしたほうがよいか迷っている部分が多く、
「(なんとなく)こうしたいと思うんです・・・」
と、根拠のない、ものすごい感覚的なことしか言えない場面もあった。
これから詰めなければならないことは果てしない。
まあ、いい空気で議論が盛り上がったのはよかったか。

さてさて、中間発表も終わったことだし、ここからは、ようやくカタチを考えます。
どんなに言葉で説明しようとしても、私の選んだ「都市のビルがつくる風景をよくしたい」というテーマでは、
伝えることは出来ません。
とにかく、カタチで勝負☆ 
一応、建築のプロセスの中では、得意分野のはずなので、頑張って行きます。

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そして、今日はイサムノグチ展を見に、東京都現代美術館へ・・・
平日なのに人が多い。

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なんなんだろうなあ、あの抽象的なカタチの美しさ。
素材自体はとても重量感に溢れた硬い物質なのに、ゆるやかでやわらかい空気をもっている。
高さ3.6mの「エナジー・ヴォイド」という彫刻は、4層の吹き抜け空間全体の空気にゆがみを与えるような力強い存在感であった。

またモエレ沼公園に行きたくなった。

そして、今日の最後は、渋谷のApple Store.
ついに、iMacを G5を購入。
確実に卒業するために、今のPCの性能で乗り切るというリスクは負いたくない。
キーボードは日本語版か英語版か最後まで迷ったが、結局日本語版を購入。
だって、PCは機能性重視ですから!

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届くの楽しみ☆

ってことで、ここ2日間をまとめ書。
by yonedy7 | 2005-11-26 00:47 | 建築
BankART LIfe 開幕
昨日、ついに横浜トリエンナーレ企画、BankART Lifeが開幕した。

無事完成し、オープニングに間に合ったことに、喜びと安堵でいっぱいである。

「Super Division」
(コンセプトは、後日しっかりと整理して書くとして・・・・)

BankART NYK Studioという、元倉庫である、強い力を持つ場所に対するアプローチ、
同じフロアに置かれる他のアーティストの作品に対する立ち位置、
予算(これにはかなり苦しめられた)、要求条件、
アーティスト的な作品ではなく、建築的なアプローチの仕方など、
あらゆる意味でバランスのとれた案になったのではないかと思う。

完全に納得できる案かと言われれば、自信をもってYESとは言えないけれど、
落ち着くところに落ち着いた。
そんな完成だった。

(元の状態)
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約1ヶ月半の間、ほぼ毎日学校に集まって、
案を出して持っていっては、教授やBankARTの方にボツられ・・・というのを何回繰り返したことか。
どん底の徹夜も何晩か経験した。
3日前にやっと案が固まった。
ギリギリの時期の発注だった。

終わってみて考えれば、自分たちの発信したいメッセージとは何か?ということを詰め切らず、
これは面白そう!とか、新しい!とか、ウケそう!とかいう、
全く目指す先の定まらないままに、話し合いを進めていた案であったため、
教授や主催者に受け入れられなかったのは当然だったということに、容易に気付くことが出来る。

この場所でやりたいこと、やらなければならないことを、先ず明確にする、
という制作する案に対する姿勢においても、非常に学ぶことの大きいトリエンナーレであった。

みなさま、おつかれさま!
誰か1人が欠けても、この完成に到達することは出来なかった、いいチームだったと思う。
by yonedy7 | 2005-10-30 05:39 | 建築
職人さん
最近、横浜トリエンナーレの展示でお世話になっている、
群馬県のカーテン縫製会社がある。
たぶん工場兼事務所の小さな会社なのだが、
この会社の専務さんは、本当に親身になって私達の相談にのってくれる。

昨日は、土曜で会社がお休みにもかかわらず、わざわざ電話を下さった。

私が、カーテンで、裏表のない仕上げって無理ですかね・・・と前日言っていたので、
「のれんのように、パイプを通す吊り方だと、どうですか?」
と、とてもうれしそうに提案してくださったのだった。
結局、この案は採用できなかったのだけれど・・・
専務さんのあたたかな人間性を感じた瞬間だった。

仮設であっtも、実施の作品をつくっている時のおもしろさの一つは、
その道一筋の職人さんに出会えることだ。
属している会社が大きくても、小さくても、プロフェッショナルな大人はかっこいい。
今回も、全く無知な学生に、嫌な顔ひとつせずに丁寧に質問に答えてくださった、
カーテン会社の専務さんには、大感謝。

完成品を取りに行く時に、Bank Art Lifeの招待券を届けよう。
是非会場に見に来て頂きたい。

横浜トリエンナーレ Bank Art Life開幕まで、あと5日。
どうかうまく事が運びますように・・・
by yonedy7 | 2005-10-23 23:52 | 建築
思い出の1冊


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妹島和世読本1998

この本は、私が初めて読んだ建築本であり、
プラットフォーム2(写真中央)は、高専3年の毎週スケッチを提出するという授業で、
初めてA+をもらった(初めて建築に関することで評価をもらった)時の題材でもあった、
とても思い出深い本。 写真右は、当時最も好きな作品だった「熊野古道なかへち美術館」

風邪で弱り気味だった自分を元気づける意味も込めて、買ってみた。

あのころに比べて、建築に関する知識も経験も、少しは増えたはずだけれど、
’学びたい’と思うことは、あのころより格段に増えている。
不安はいっぱいだけれど、それは幸せなことだ。

このあいだ、トルコから帰ってきた友人が会話の中で、
「学びたいという意欲がなくなったら死んだ方がマシよ」と言っていた。
彼女は、トルコの風景に魅せられ、あっさりと会社を退職し、トルコに向かった。
そして、ホームステイの3ヶ月間でトルコ語をマスターして日本に帰ってきた。
こんな友達がいるから、自分も建築で頑張ろうと思う。
私もいつか、イスタンブールやオスマン‐トルコの遺跡を見に、トルコへ旅立とう。
by yonedy7 | 2005-10-18 22:49 | 建築
六本木ヒルズより
1週間程前のことになるが、六本木ヒルズの森美術館で開催中の、
「杉本博司 時間の終わり」に行ってきた。

モノトーンの写真のみを撮る杉本博司氏の作品は、目の前にある3次元の物体を映しているというよりも、
光と影と物質の重量感のみを扱っているような、
もしくは時間を含んだ4次元なものを扱っているような印象を受けた。
久しぶりに、会場構成がすばらしいと感じた展覧会だった。

美術館と展望台のセット料金というのは、森ビルの策略なのだろうが、
何度見ても面白く、また常に変わり続ける東京の街に見とれてしまう。

なんだかグニョグニョしたガラスのファサードを乃木坂に建設中なのは、2006年の春にオープン予定の東京新美術館   設計は、黒川紀章と日建設計。

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続いて、かなりの広面積の敷地に何棟も建設中なのは、東京ミッドタウンproject
このプロジェクトには、隈研吾、安藤忠雄、青木淳など、蒼々たる建築家が参加。
ここには、サントリーミュージアムが入り、六本木周辺は、文化/アートのエリアとして色が強くなっていきそうな予感がする。

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そんな六本木ヒルズからの風景を見ながら、そろそろ本格的に進めなければならない卒制のテーマについて、
思いをめぐらす・・・・・・








「東京という都市」

それぞれの事情で建てられた、全く無関係な建物の集積が、ものすごいパワーを持った街。
東京にこそ「都市」という言葉が似合っている。

この「東京という都市」という、ある意味抽象的な対象に対して、建築の提案ができないだろうか?
もはや公共的な空間など、必要とされてないかのように見える東京に、これから300年間存在し続けるような、公共空間をつくりたい。
現代の状況に対して有効な、50年しかもたない空間ではなく、300年後、東京がどんな状況になっていようとも、都市を見守り続けるような建築。





by yonedy7 | 2005-10-18 01:41 | 建築
月島
昨日、ようやく行ってきました。
キリンアートプロジェクト。

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写真は、会場となっている、月島の風景



人間スケールをひょいと超えた倉庫と、最近ずんずん建っている高層マンションと下町のもんじゃ屋が混在する不思議な町


現在も現役で活躍している倉庫の2階と3階の一部を借りての展示であった。








目当ては、前々から見たいと思っていた、
石上純也さんの薄さ4mmのものすごく長細いプロポーションのテーブル。

いやあ、すごかった。
作品としては、テーブルの上に、たくさんの静物(観葉植物や鳥かごやティーセット etc.)
が並べられている、という、いたって日常的なの風景。

なのに、テーブルの全長が9.5m、薄さ4mmという、日常的でないプロポーションを持つが故に、
目の前にある日常的な状況が、感覚的に信じがたく、
テーブルの周りを何度も往ったり来たり・・・・

最後まで、騙されたような、絵画の中に迷い込んだような、
とても不思議な気分で帰りました。

石上さんの作品はとてもミニマルなのだけれど、
そこに現れた世界は、「優美な装飾」という言葉がぴったりと当てはまるような印象を受けた。
なぜなのだろう・・・・・
by yonedy7 | 2005-10-16 16:51 | 建築


S M T W T F S
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